介護士の面接では施設見学ができる?見学の際のポイントとは?

介護士の面接では、面接のプロセスとして実際の施設を見学できる場合があります。
面接の途中で施設見学させてもらえることもあれば、別途で施設見学の日を設けてもらえることもありますが、もしも見学できるならぜひ積極的に見学することをおすすめします。
採用担当者と面接をするだけでは分からない職場の雰囲気を、施設見学することによって肌で感じることができるでしょう。
介護士の施設見学では、どんなポイントを押さえながら見学すればよいのでしょうか?
1つ目にチェックしたいポイントは、介護職員の表情や態度です。イキイキと働いているか、お互いに言葉がけをしているかという点をチェックするほか、施設見学に来た人に対して笑顔でハキハキと挨拶できるかどうかという点もチェックしましょう。
無表情で完全無視というのでは、働き始めてからの職場の雰囲気に大きな不安を感じることでしょう。
2つ目のチェックポイントは、利用者の表情や食事などです。
介護職員の働き方は、そこで生活する入居者や利用者のQOLと大きな関係があります。
もしも入居者が無表情で楽しそうでなかったり、身の回りがきちんとケアされていないような場合には、残念ながらその職場は人材不足だったり、利用者へのケアが行き届かなない職場だと考えられます。
3つ目のチェックポイントは、施設そのものです。
掃除は行き届いているか、ごみなどが落ちていないかという点をチェックすることで、職場の雰囲気を肌で感じられるでしょう。
これらのチェックポイントで不安な点が多ければ、もしかしたらそこは残念ながらブラックな職場環境の可能性があります。

介護士の面接でよく聞かれる事

介護士の面接では、介護職の志望理由以外にも多く見られる質問があります。
最初に聞かれることが多いのが「今まで高齢者と関わった経験があるか」という質問です。
採用する側としては「ある」という返答が望ましいのは当然かもしれません。
たとえやる気がある人でも、高齢者と関わった経験がないと就職後「こんなはずではなかった」と施設を辞めてしまう恐れがあるからです。
次に「夜勤は可能か」という質問もメジャーです。
ショートステイが可能な施設であれば夜勤はあります。
夜勤可能と答えれば有利ですが、昼間の勤務だけでも入社不可という事はありません。
そのため不可能であれば正直に申し出るのをおすすめします。
また意外と、介護士の面接では「腰痛はあるか」という質問もされやすいです。
利用者のケアで腰を痛めやすい場面が多く、腰痛がある場合は仕事で悪化する事を心配されます。
しかし腰痛と付き合いながら仕事を続ける介護士も少なくありません。
痛みの程度を正直に答え、さらには仕事に支障が出ないための努力について伝えられると大きなマイナスポイントは防げます。
介護福祉器具を導入する施設も増えているので、そうした施設を選ぶ事も重要です。
求職者個人に関する質問としては、趣味の有無を聞かれる場合があります。
ストレスを解消する手段があるかどうかを確認するだけでなく、施設でその趣味が活かされるかどうかも評価されます。
例えばピアノが趣味であれば、利用者の前で演奏ができるというメリットで採用につながる可能性があります。
施設では利用者のためにレクリエーションが頻繁に行われるので、そういった趣味の面も面接では重視される傾向にあります。
このように介護士の面接ではさまざまな質問をされることかと思います。
そのため、介護士の面接で聞かれる質問を想定しておくこと返答に困らずに済むでしょう。